子どものホスピス「海のみえる森」で、本格的な里山再生活動がスタート

ツリーハウスビルダーの小林崇さんたちが作った大きなツリーハウスも完成
ツリーハウスビルダーの小林崇さんたちが作った大きなツリーハウスも完成

昨年、「里山物語」による寄付金でピザ窯を贈呈した「海のみえる森」(以下、海森と略)。東日本大震災と原発事故の影響により、一時、活動を休止していましたが、現在は来年秋の正式開園に向けて、さまざまな準備が進んでいます。今回は弊団体がボランティアリーダーとして関わっている里山再生活動についてご紹介しましょう。

 

まず、贈呈したピザ窯は、試行的に行われている体験宿泊などの際に大活躍しています。自分でトッピングした焼きたてのピザは、もはや海森の名物料理になりました。燃料として一度に一~二山の小枝や薪を燃やすので、バイオマス利用の面でも役だっています。

 

8月には「里山物語」をCSRレポートに使ってくださった縁で、T&Dホールディングスさんから寄付金をいただきました。弊団体では枝や竹をチップ化するチッパーシュレッダーを購入し、海森に配備しました。容積を減らすのに役立っているほか、チップを園路にまいて、ぬかるみ対策に活用する予定です。

 

そして11月から、竹林と園路の本格的な整備が始まりました。台風で多くの竹が倒れて危険なこともあり、竹を間伐して園路などの土留め柵に利用します。また、落ち葉を園内で処分するのに欠かせない堆肥場づくりも進めていく予定です。

 

里山再生活動は、多くの人の手が必要です。ご興味のある方は、折に触れて活動日をお知らせしますので、ぜひご参加ください。一緒に汗を流して、日本初のハウス型子供のホスピスを応援しましょう!

 

20111月 中越パルプ工業社内報kami-cocoro 里山マイスターの「里山通信」vol.7を転載)