「里山物語」第8回支援─農福連携に取り組むいぶき福祉会。 自然栽培に欠かせない農機具を支援

20187月、「里山物語」を通じた第8回の支援を実施しました。今回の支援先は「社会福祉法人いぶき福祉会」です。

いぶき福祉会は、岐阜県岐阜市に主要拠点を置く福祉施設です。どんな障害者も活き活きと暮らしていける社会の実現を目指し、障がい者の就労支援、生活介護、居宅介護、共同生活援助などに取り組んでいます。その始まりは19814月のことでした。障がい児(者)を持つ親、施設、教員、関係者による学習会で「希望するすべての障がい者に働く場を保障し、働くことを通して発達を保障する」ことを目指して、共同作業所づくりをしていくことを確認したことがスタートを切った瞬間でした。19836月に「日曜作業所」を開所したほか、その後も共同作業所などを増設してきました。また、1994年7月には社会福祉法人になりました。

 

支援のきっかけは里山保全再生ネットワークが第1回の支援から一貫して、里山の新たな価値を生み出す、先進的な取り組みを行う団体を支援してきたことでした。その一環として農福連携に注目してきました。農福連携とは、農業と福祉が連携することで農業の持続・発展と、障がい者の仕事創出が可能になるという、農業者・障がい者の双方にメリットがある取り組みです。

そんな折、障がい者の就労支援を応援する雑誌『コトノネ』で、いぶき福祉会が取り組んでいる「百々染」を知りました。「百々染」とは里山の植物を染料として手で染める染め物です。以降はいぶき福祉会の取り組みに注目するようになりました。そのような折、第5回支援先である岐阜県の貝原棚田で、いぶき福祉会の福祉士と知り合います。連絡を取り合う中、約3年前に本格的な体制で農福連携に取り組み始め、岐阜市内の田んぼや、揖斐川町の茶畑などで自然栽培によるお米、お茶栽培に取り組んでいることを知ります。里山と里山の恵みを活用しながら障がい者の就労支援に取り組む同団体は支援先にふさわしいと判断し、第8回の支援先に決定しました。

いぶき福祉会の田んぼ

その後、支援内容についてヒアリングを開始したところ、いぶき福祉会の倉庫で火災が発生し、農機具を焼失したことを知ります。そこで相談し合った結果、特に必要とされた田んぼで使うエンジン駆動除草機、手押し除草機2台、チェーン除草機の材料費を支援することを決定しました。限られた寄付金で購入できるものをいぶき福祉会に探し出していただいた後、6月に贈呈、7月に贈呈式を行いました。贈呈式ではいぶき福祉会の事業部長、池田光巳さんより、「支援物資を有効に活用して、自然栽培による農業に頑張っていきたいと思います」との言葉をいただきました。

なお、今回の支援活動に至るまで、「里山物語」を使用してくださった企業・団体名(50音順)は下記の通りです。

 

旭情報サービス株式会社

 

アルソ出版株式会社

 

飯野海運株式会社

 

因幡電機産業株式会社環境システム部

 

映画「うみやまあひだ」

 

エコメディアラボ

 

株式会社オルタナ

 

カルピス株式会社

 

かんでんEハウス株式会社

 

NPO法人共存の森ネットワーク

 

国際自然保護連合 日本委員会

 

株式会社シティライフNEW

 

新宿区立環境学習情報センター

 

ソニー銀行株式会社

 

株式会社大地を守る会

 

テイエス企画株式会社

 

東邦化学工業株式会社

 

にじゅうまるプロジェクト

 

日本応用動物昆虫学会

 

日本コムシス株式会社

 

公益財団法人日本自然保護協会

 

日本労働組合総連合会

 

株式会社budori

 

株式会社プレシーズ

 

株式会社北陸銀行

 

北陸電力株式会社

 

ロイヤルホールディングス株式会社