里山保全再生ネットワークが本拠を置く長野県松本市には、1972年に開園した「アルプス公園」という都市公園があります。面積約71ヘクタール、標高800メートル前後で、アルプスの眺めがいいことが特徴です。半分ほどのエリアはレジャーが楽しめるゾーンとして、小動物園や遊具のある広場、「山と自然博物館」などが設けられています。また、園内に周囲の山々を結ぶ自然観察路が通り、多くのハイカーに利用されています。
この公園の北半分ほどは、広葉樹が主体の自然環境が残されています。国蝶のオオムラサキ、一時は絶滅が危されたのオオタカをはじめ、四季折々にさまざまな生物と出会える豊かな森です。
この公園を自然観察や、生物の生態撮影に利用してきたて里山保全再生ネットワークは、自然環境が残された半分のエリアが「いきものふれあいの森」とゾーニングされたのを機に、同ゾーンを活用する市民の皆さんに、図鑑などの生物系の書籍を贈りました。
寄贈した本は松本市立図書館が管理する形で「いきものふれあいの森」の入口に位置する、山小屋風の「森の入口休憩所」内「森の文庫」に置かれます。本は公園内なら持ち出し自由とのこと。アルプス公園に訪ねる機会がある方は、ぜひ利用してください。
なお、今回の支援活動に至るまで、「里山物語」を使用してくださった企業・団体名(50音順、公表を希望された企業・団体のみ)は下記の通りです。
かんでんEハウス株式会社
株式会社あすなろ書房
株式会社オルタナ
株式会社シティライフNEW
中越パルプ工業株式会社
日本応用動物昆虫学会
日本コープ共済生活協同組合連合会